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融資のお話

お金を借りるとき

信用金庫などの金融機関の役割は、皆さんからお預かりした預金をお金が必要な人(個人・企業など)に貸し出すことです。ですから、私たちはお金が必要なときには、金融機関からお金を借りることができます。

では、皆さんはどんなときにお金を借りようと思いますか?

個人が借りる場合と、企業が借りる場合にわけて考えてみましょう。まず、個人の場合、皆さんも心当たりがあるかもしれませんが…

 

  • 車や家などの高額なものを購入するとき
  • 急な出費が必要になったが、手持ちのお金が足りないとき

 

といった場合があると思います。

融資の種類

例えば、子供が大きくなったからそろそろ家を建てたいと思ったときに、コツコツ貯蓄をしていくだけでは、家を買うお金が貯まったときにはもうおじいさんだった…なんてことになってしまいます。

そういう人のために、金融機関には住宅ローンという商品がありますし、カーローンや教育ローンといった目的に合わせてお金を借りることのできる商品があります。

また、例えば通勤用の車が急に故障してしまったが、ボーナス前で手持ちがない…といったような場合にも、カードローンなどで修理に必要なお金を手に入れることができます。

 

このように、私たちはお金を借りることで、必要なものを必要なときに手に入れることができるのです。

では、企業はどうでしょう。

企業の場合

企業を経営していくには、いろいろなお金がかかります。毎月の仕入れ・従業員への給料の支払い(運転資金)、新しい工場を建てたり新しい機械を購入したりすること(設備投資)などです。

例えば、「今、新しい工場を建てて新商品を増産すれば、大きな利益が見込まれる」ということがあったとき、お金を借りてでもすぐに工場を建設すれば、大きな利益を得ることができるかもしれません。しかし、建設費用が貯まるまで待っていたら、そのチャンスを逃してしまうことになるでしょう。

このように、企業は経営に必要なお金を必要なときに借りることによって、事業を推進・発展させることができるのです。

大切なルール

ただし、お金を借りることにはとても大切なルールがあります。

それは、借りたお金は、利息を付けて決められた期限までに返さなければいけないということです。

 

近年、「多重債務者」といい、毎月の収入や預金などの自分の経済力を考えずに借金を繰り返した結果、自分の収入よりも毎月の返済額が大きくなってしまい、借金の返済をするために借金をする人が増えてきています。そうなってしまうと、そこから抜け出すことは なかなか難しいことです。

もし借金の返済が難しくなってしまったときには、一人で悩まずに早めに家族、友人などの周囲の人や、信用金庫などの金融機関、各地方公共団体の相談窓口、弁護士会の法律相談センター、司法書士会などに相談しましょう。決して、返済のための借入れをしてはいけません。その分、借金が増え、返済額も増加してしまいます。

したがって、そうならないためにも、お金を借りる際は、自分の目的・経済力・金利、なによりお金の大切さをよく考えて、適切な借り方を選択しましょう。

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