「信用金庫社会貢献賞」は、毎年、全国の信用金庫および役職員(個人、支店、グループ)のほか、地区・府県信用金庫協会、中央団体等から広く募集し、厳正なる審査のうえ、表彰を行っています。そして、第12回「信用金庫社会貢献賞」の表彰が平成21年6月24日(水)に第124回全信協通常総会の席上で行われました。受賞金庫は以下のとおりです。
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【会長賞】
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天草信用金庫(熊本県) 徹底した「地元優先の運営=地産地消」の取り組み
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天草信用金庫は、地元との「共存・共栄」の理念のもと、収益の一部を域内に還元し地元天草の活性化に貢献するため、平成4年から徹底した「地元優先の運営=地産地消」の取り組みを展開している。
同金庫では、「鉛筆から車まで」を合言葉に、事務用品や制服から渉外係が使う車に至るまで、徹底的に地元からの調達にこだわっている。このほか、職員旅行や年金旅行を島内の取引先ホテル等で開催したり、毎年2回、平成21年3月末までに通算24回実施している懸賞品付定期預金の景品もすべて地元から仕入れるなど、地域の企業や商店街の売上増に貢献している。
平成9年からは、全役職員の賞与の一部を地元で使える商品券で支給、19年にはこの発想を活用した「地域好券付定期預金」を発売した。同商品は、預金者に預金額の1%分の商品券を進呈することで、地域住民と信用金庫が一体となって地元商店を応援できればとの思いから開発された。販売実績は、目標とした50億円を大幅に上回る89億円となり、同金庫の預金量1,000億円を達成した“メモリアルな定期預金”となった。
さらに、自然豊かな天草では、1年中イルカの群れを見ることができるという地域性に着目し、観光案内を兼ねて「イルカウォッチング」DVD3,000枚を制作。業界ネットワークを活用し、これを全国の信用金庫、行政、マスコミ等に配布することで地元の観光振興にも寄与している。
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「地域好券付定期預金」のチラシ
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地域社会と天草信用金庫相関図
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当金庫創立60周年の記念すべき年に、第12回信用金庫社会貢献賞「会長賞」受賞の栄誉を賜り、誠にありがとうございます。
当金庫の「徹底した『地元優先の運営=地産地消』の取り組み」は、地域経済の活性化に貢献したい、地域振興に貢献したい、との思いから永年取り組んできたものです。
特に、平成19年度の「地域好券付定期預金」は、短期的かつ即効性のある地元経済活性化策としてお客様にも地産地消を呼びかけ、ご理解ご協力いただきました。また、20年度の期首から継続して取り組んでいる「観光PR用DVD」作成・配布は中長期的な活性化策で、配布の際は、まず、信用金庫のネットワークを使い全国の理事長にご送付させていただきました。突然のことで失礼かと思いましたが、“信用金庫のよしみ”で、お許しいただきたく存じます。
これらの取り組みに対して、地元では“信用金庫ならではの取り組み”といった評価をいただくことができました。
末筆となりましたが、今回の受賞にあたりまして関係各位に深く感謝しお礼申し上げます。
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【Face to Face賞】
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函館信用金庫(北海道) 函館地区小中学生珠算競技大会
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函館信用金庫は、計算力・集中力のあるこどもを育成するため、函館市とその近郊に住む小中学生を対象に、「函館信用金庫理事長杯 函館地区小中学生珠算競技大会」を昭和53年から開催しており、平成21年1月で32回目を迎えた。
本大会は、NHK函館放送局、全国珠算教育連盟道函支部、函館市教育委員会、函館商工会議所、函館新聞社、北海道教育庁渡島教育局、北海道新聞函館支社から後援を受けて運営している。
競技内容については、個人総合・個人種目別の競技に加え、父兄も参加できる特別競技として、スクリーンに次々と映し出される数字を計算する「フラッシュ暗算」を取り入れるなど、工夫を凝らしている。
これまでのべ4,860名が参加しており、地元新聞社やNHKから毎年大きく報道されているように、地域に密着した意義深い大会として認知されている。その功績が認められ、平成8年と16年に全国珠算教育連盟より感謝状を授与された。
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真剣な眼差しでそればんをはじくこどもたち
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【Face to Face賞】
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米沢信用金庫(山形県) 郷土の歴史叢書刊行
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米沢信用金庫は、「地域とともに生きる信用金庫だからこそできる持続的な地域貢献活動をしたい」との思いから、地域の文化振興・伝承に寄与するため、昭和45年に叢書『米沢における敬師の系譜』を刊行。
その後、平成13年に上杉氏入部400年・上杉鷹山生誕250年にあわせ『上杉景勝伝』を、18年には同金庫創業80周年記念事業として『郷土が生んだ三人の日銀総裁』など、計5冊の叢書を制作した。
これまでに刊行した叢書は、地元行政や大学等教育機関などに寄贈し、郷土史関係の貴重な資料として活用されている。
平成20年には、戦国〜江戸時代初期の武将・直江兼続公を主人公としたNHK大河ドラマ「天地人」の放映開始をきっかけに、20年前に刊行した『直江兼続伝』を再版。山形県や米沢市をあげて「天地人」をシンボルとした地域興しに力を入れる中、『直江兼続伝』を全国に広く配布することにより、地元の観光振興にも寄与している。
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多くの方々からの要望により20年の時を経て復刊した『直江兼続伝』
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【特別賞】
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静清信用金庫(静岡県) 環境問題に対する地域金融機関としての取組み
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静清信用金庫は、地域社会における環境対策の一助として、平成15年度より“環境”をテーマとした金融商品の開発をはじめ、19年度からは「STOP地球温暖化!」キャンペーンを開始、販売総額の0.01%相当額を「静岡県地球温暖化防止活動推進センター」に寄付する定期預金『せいしん「STOP地球温暖化」』などの本業を通じた普及啓発や、夏季期間中の「打ち水大作戦」(貯水した雨水を用いた打ち水活動)など全役職員をあげての活動を実施している。
また、「チーム・マイナス6%」へ参加するとともに、全役職員が「私のチャレンジ宣言」を実践し、身近なことからCO2削減に貢献。このほか、お客さまからエコアイデアを募集し、優れたアイデアの表彰を行うとともに、受賞アイデアと同金庫の活動を盛り込んだ冊子『せいしんみんなのエコアイデア集「エコの実」』を作成した。
これらの活動は高く評価され、「平成19年度静岡県地球温暖化防止活動知事褒章」や「平成20年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」等を受賞した。
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涼しげな浴衣姿で「打ち水大作戦」を実施
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【特別賞】
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(社)群馬県信用金庫協会 「おやくそくノート」の作成、配布
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(社)群馬県信用金庫協会では、学校や下校時などにおいて痛ましい事件が頻発していることに鑑み、地域金融機関としてこどもたちの安全・安心を確保する施策が必要と考え、平成17年より防犯を目的とした「おやくそくノート」の作成、配布を行っている。
この取り組みは、県内の高崎信用金庫が先行実施していた事業を、同協会が全県に広めることを目的に引き継いで発展させたものである。
本ノートはB5判の自由帳で、表紙と裏表紙には、イラストを使った子ども向けの防犯のポイント、親子で読める日常生活の心がけなどを掲載。さらに、いじめ防止などの内容を盛り込むなど、毎年内容の充実を図っている。
県警察本部ならびに県教育委員会の協力のもと、毎年約2万冊を県下の小学校の新1年生全員に無償配布している。学校の防犯教育の教材としても使用されており、好評を博している。
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防犯のポイントをわかりやすく解説した「おやくそくノート」
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【個人賞】
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山形信用金庫(山形県):広谷 明雄 氏 野球強化指導
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広谷氏は、昭和45年より、山形県の野球審判員および強化指導員として、こどもたちに直接指導し、野球技術の向上や底辺拡大に尽力することで地元野球界の発展に大きく貢献した。
同氏自身としても壮年野球チームの選手・監督として国体に5回出場するなど活躍。平成14年夏には、地元テレビ局の全国高校野球選手権山形県大会の中継に解説者として出演した。永年の活躍が認められ、全日本野球連盟や山形県体育協会から表彰を受けた。
現在、強化指導は後進に道を譲ったが、山形地区野球連盟の副理事長として連盟の運営全般に携わっている。
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貴重な経験となった高校野球TV解説ダイジェスト版
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【個人賞】
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岐阜信用金庫(岐阜県):原 功 氏 アンサンブル・アミーとともに
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原氏は、視覚障がいを持ちながらも懸命にバンド活動に取り組んでいるお客さまに出会い、ぜひそのお手伝いをしたいとの思いから、平成5年に視覚障がい者中心のラテンバンド「アンサンブル・アミー」に加入。以来、16年にわたりベースギターを担当している。
昨年40周年を迎えた同バンドは、各地のボランティア団体とのかかわりも深く、自主コンサートの開催やイベントでの演奏など活発に活動している。
同氏の活動は、音楽を通して障がい者と健常者との融和を図り、多くの障がい者の方々に生きる自信と勇気を与え、健常者には感動を与えている。
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満面の笑顔でベースギターを演奏する原氏
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【地域活性化しんきん運動・優秀賞】
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東濃信用金庫(岐阜県) 美濃焼産地活性化に向けた取り組み
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東濃信用金庫は、地場産業美濃焼の発展を願う信用金庫として、昭和61年度より、美濃陶芸の持続的発展・伝承を目的に、美濃陶芸作品永年保存事業に取り組んでいる。本事業では、地元陶芸家を育成するため、展覧会等での優秀作品を毎年購入して、岐阜県陶磁資料館に展示している。
平成2年1月には、(財)とうしん地域振興協力基金を設立し、地域産業等の振興の助成にも取り組んでいる。
また、平成17年度に多治見市と地域活性化に向けた連携協定を締結し、地域経済分析・振興支援等の分野で連携を強化。
さらに翌年度には、経済産業省「サービス産業創出支援事業」の委託事業で、観光・集客交流サービスにより地域活性化をめざす「炎と土 美濃焼シルクロード整備コンソーシアム」に参画。全国やきもの産地の実地調査、美濃焼産業の現状分析・活性化策をまとめた報告書を作成、継続的に業界団体等の勉強会を実施するなど、地域のシンクタンクとして大きな期待が寄せられている。
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岐阜県陶磁資料館の展示室
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【地域活性化しんきん運動・優秀賞】
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知多信用金庫(愛知県) たしん地域振興支援制度「夢サポート」
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知多信用金庫は、平成16年より、地域振興や環境保全に役立つ活動や計画に助成金を交付する地域振興支援制度「夢サポート」を創設した。
本制度は、「地域に貢献する」という基本理念に基づき、取引の有無を選考基準から排除し、応募用紙の簡便化を行うなど、どんな小さな活動でも応募できるよう工夫を凝らしている。
同制度の創設以来、半期毎・年2回の応募機会を提供し、各回500万円の助成金を拠出。平成21年3月で10回目を数え、累計で204件に5,000万円の助成金を交付している。助成先の大半が計画を実現し、新たな観光事業や連携事業へ発展するなどの成果をあげている。昨今では、住民の口コミによって応募が増加しており、「『夢サポート』により夢が実現できた」との声も多数寄せられているように、“地域の制度”として定着している。
地域のどんな小さな夢でも育み叶えさせることで、地域の活性化に貢献することが本制度の“夢”であり、その夢は着実に膨らんでいる。
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「夢サポート」募集用パンフレット
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